「ホームページの修正くらい、大した手間じゃないだろう」——そう思って自分でやっている一人店舗・小規模事業者の方は多いはずです。しかし実際に「修正1件」に何分かかっているか、時計で測ったことはあるでしょうか。
当社は観光業・地域ビジネス向けにホームページの運用保守を請け負っています。その現場で繰り返し見てきたのは、「ちょっとした修正」ほど、感覚と実際の所要時間がズレているということです。本記事では、修正1件にかかる時間の内訳と、自分の店の負担を測る方法、そして自分でやる・外注する・仕組みで減らすの判断材料を整理します。
「修正1件5分」の感覚がズレる理由
まず押さえたいのは、修正作業の時間は「手を動かしている時間」だけではないという点です。1件の修正には、たいてい次の工程がぶら下がっています。
| 工程 | やること |
|---|---|
| ①依頼内容の確認 | どのページの、どこを、どう直すかを確定させる |
| ②環境に入る | 管理画面にログインし、操作方法を思い出す |
| ③修正作業 | 文言・画像・リンクの差し替え |
| ④確認 | 表示崩れ・スマホ表示・他ページへの影響をチェック |
| ⑤連絡 | 完了報告、必要なら再修正のやり取り |
実際に手を動かすのは③だけですが、時間を食うのは①②④⑤です。「5分で終わるはず」という感覚は③だけを見た数字で、前後を含めると1件あたりの所要時間は数倍に膨らみます。
なぜ「ちょっとした修正」は時間を食うのか
修正1件が長引く理由は、作業そのものよりその前後の工程にあることが多いです。
- 内容の確認:依頼内容が曖昧で、どこをどう直すか確認のやり取りが発生する
- 環境を思い出す:普段触っていないCMSやサーバーの管理画面にログインし、操作を思い出すところから始まる
- 確認・見直し:修正後に表示崩れがないか、他のページに影響していないかを確認する
典型的なのは「商品・メニューの差し替え」「キャンペーンバナーの入れ替え」「営業時間・臨時休業の告知」といった、頻度は低いが毎月必ず発生する更新です。1件あたりは短くても、「思い出す」コストが毎回リセットされるため、慣れた人がやるより時間がかかりがちです。
自分でやる/外注する/仕組みで減らす、の損益分岐
修正作業への向き合い方は、大きく3つに分かれます。
自分でやる
- コストは「自分の時間」のみ
- 本業の合間に後回しになりやすい
- 更新頻度が上がるほど負担が増える
外注する
- 1件ごとの費用が発生する
- 依頼〜納品のやり取りに時間がかかる場合も
- 本業に集中できる
どちらが得かは、「自分の1時間をどこに使いたいか」で変わります。接客・仕入れ・企画など、自分にしかできない業務がある店舗ほど、修正作業に毎月まとまった時間を割く判断は再検討の余地があります。逆に閑散期でリソースに余裕があるなら、自分で対応する選択も合理的です。
もう一つの選択肢が「そもそも修正が発生する回数を減らす仕組み」を作ることです。次の章で触れます。
「修正しなくても届く」導線という発想
ホームページの修正が多く発生する場面の一つが、「営業時間の変更」「キャンペーン告知」「新メニューのお知らせ」など、本来はお客様に直接届けたい情報です。これらをすべてホームページの更新で処理しようとすると、修正件数はどうしても増えます。
この一部は、LINE公式アカウント・Lステップでの配信に置き換えることで、ホームページの修正を待たずにお客様へ直接届けられます。
- 臨時休業・営業時間変更 → その場でLINE配信すれば即座に伝わる(ホームページ修正は後回しでよい)
- キャンペーン・新メニュー告知 → LINEのステップ配信・リッチメニューで継続的に案内できる
- よくある質問 → LINEのチャット・自動応答で都度のホームページ修正依頼を減らせる
まとめ:まず「自分の店の時間」を測ってみる
修正にかかる時間は、サイトの作り・更新の頻度・担当者の慣れによって大きく変わります。他社の平均値を眺めるより、自分の店で1ヶ月だけ記録してみるのが確実です。修正1件ごとに、依頼を受けてから完了報告までの時間をメモするだけ。1ヶ月分を合計すると、感覚とのズレがはっきり出ます。
そのうえで、自分でやる・外注する・LINEで一部を代替する、のどれが自店舗に合うかを判断してください。株式会社TOKU徳では、ホームページの運用保守とLINE/Lステップ構築の両方を扱っているため、「ホームページとLINE、どちらに何を任せるべきか」からご相談いただけます。