「ホームページの修正くらい、大した手間じゃないだろう」——そう思って自分でやっている一人店舗・小規模事業者の方は多いはずです。しかし実際に「修正1件」に何分かかっているか、時計で測ったことはあるでしょうか。
当社は観光業・地域ビジネス向けにホームページの運用保守を請け負っており、対応した作業はすべて工数として記録しています。本記事では、2026年7月に実際に対応した修正作業の実測データをもとに、「ちょっとした修正」に本当はどれだけ時間がかかっているのか、自分でやる・外注する・仕組みで減らすの判断材料を整理します。個別のクライアント名や案件内容は特定できない形で扱います。
実測データ:2026年7月は34件・計31.1時間
当社が2026年7月の1ヶ月間に対応した「ホームページのちょっとした修正」を集計すると、次のようになりました。
| 項目 | 実測値 |
|---|---|
| 対応件数 | 34件 |
| 合計作業時間 | 31.1時間 |
| 1件あたりの中央値 | 32分 |
ポイントは「1件あたり中央値32分」という数字です。「ちょっとした修正だから5分で終わる」という感覚に反して、内容確認・作業・確認連絡までを含めると1件あたり30分前後は普通にかかるというのが実測の結果でした。これが月に34件積み重なると、31.1時間——1人のスタッフがまるまる4日近く費やしている計算になります。
なぜ「ちょっとした修正」は時間を食うのか
修正1件が長引く理由は、作業そのものよりその前後の工程にあることが多いです。
- 内容の確認:依頼内容が曖昧で、どこをどう直すか確認のやり取りが発生する
- 環境を思い出す:普段触っていないCMSやサーバーの管理画面にログインし、操作を思い出すところから始まる
- 確認・見直し:修正後に表示崩れがないか、他のページに影響していないかを確認する
典型的なのは「商品・メニューの差し替え」「キャンペーンバナーの入れ替え」「営業時間・臨時休業の告知」といった、頻度は低いが毎月必ず発生する更新です。1件あたりは短くても、「思い出す」コストが毎回リセットされるため、慣れた人がやるより時間がかかりがちです。
自分でやる/外注する/仕組みで減らす、の損益分岐
修正作業への向き合い方は、大きく3つに分かれます。
自分でやる
- コストは「自分の時間」のみ
- 本業の合間に後回しになりやすい
- 更新頻度が上がるほど負担が増える
外注する
- 1件ごとの費用が発生する
- 依頼〜納品のやり取りに時間がかかる場合も
- 本業に集中できる
どちらが得かは、「自分の1時間をどこに使いたいか」で変わります。接客・仕入れ・企画など、自分にしかできない業務がある店舗ほど、修正作業に月30時間前後を割く判断は再検討の余地があります。逆に閑散期でリソースに余裕があるなら、自分で対応する選択も合理的です。
もう一つの選択肢が「そもそも修正が発生する回数を減らす仕組み」を作ることです。次の章で触れます。
「修正しなくても届く」導線という発想
ホームページの修正が多く発生する場面の一つが、「営業時間の変更」「キャンペーン告知」「新メニューのお知らせ」など、本来はお客様に直接届けたい情報です。これらをすべてホームページの更新で処理しようとすると、修正件数はどうしても増えます。
この一部は、LINE公式アカウント・Lステップでの配信に置き換えることで、ホームページの修正を待たずにお客様へ直接届けられます。
- 臨時休業・営業時間変更 → その場でLINE配信すれば即座に伝わる(ホームページ修正は後回しでよい)
- キャンペーン・新メニュー告知 → LINEのステップ配信・リッチメニューで継続的に案内できる
- よくある質問 → LINEのチャット・自動応答で都度のホームページ修正依頼を減らせる
まとめ:まず「自社の実測」を取ってみる
当社の実測では、月34件・31.1時間・1件中央値32分という数字が出ました。これはあくまで当社の対応範囲での数字であり、店舗ごとに事情は異なります。まずは自店舗で「修正1件にどれだけ時間がかかっているか」を1ヶ月だけ記録してみることをおすすめします。感覚と実測のズレが見えるはずです。
そのうえで、自分でやる・外注する・LINEで一部を代替する、のどれが自店舗に合うかを判断してください。株式会社TOKU徳では、ホームページの運用保守とLINE/Lステップ構築の両方を扱っているため、「ホームページとLINE、どちらに何を任せるべきか」からご相談いただけます。